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変動金利が上がってきた今、固定に乗り換えるべき?借り換え検討者の約半数が「固定検討」という2026年の最新動向から判断する

最終更新日:2026年6月2日(2026年4月時点のモゲチェック公表データに基づき、変動・固定ユーザーの借り換え意向を更新)

本記事は公開時点・更新時点の情報に基づきます。金利・制度・各金融機関の取扱いは変更される場合があります。

変動金利が上がってきたというニュースを見て、「このまま変動を続けていいのか、それとも固定に借り換えたほうがいいのか」と迷い始めた方は多いはずです。固定にすれば将来の上昇リスクは抑えられそうだけれど、毎月の返済額が上がるのも怖い——そんな板挟みの状態かもしれません。
こうした迷いには、正解を一つに決めるより「今、実際に借り換えを検討している人がどちらを選んでいるのか」というリアルなデータを手がかりにするのが役立ちます。この記事では2026年4月時点の最新動向をもとに、変動と固定を判断するための軸を整理します。

結論:「変動か固定か」は数字で判断|まずは最新の動向を知る

最初に結論をお伝えします。変動と固定のどちらが正しいかに唯一の答えはありません。ただし、判断材料として「実際の検討者がどう動いているか」と「自分の場合に返済額がどう変わるか」の2つを押さえれば、感覚ではなく数字で選べるようになります。

その前提として知っておきたいのが、市場の変動金利が2026年4月に15年ぶりに1%水準へ到達したという事実です(出典:住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」)。長く「変動は低金利だから安心」とされてきた前提が、少しずつ動き始めています。

45.8% 変動ユーザーのうち固定切替を検討(n=2,334)
66.3% 固定ユーザーのうち固定継続を希望(n=655)
15年ぶり 市場の変動金利が1%水準へ到達

この記事でわかること:変動・固定の検討者がそれぞれどう動いているか、その差が何を意味するか、固定に切り替えると返済額がどう変わるか、そして自分はどちらを選ぶべきかの判断軸です。

借り換え検討中の変動ユーザー、約半数(45.8%)が固定切り替えを検討中

金利上昇局面で、変動金利のユーザーは実際にどう動こうとしているのでしょうか。モゲチェックの借り換え診断アンケートでは、はっきりした傾向が出ています。

現在「変動金利」ユーザーの借換後の意向 構成比 件数
変動を希望(継続) 54.2% 1,265件
固定を検討(切替) 45.8% 1,069件
合計 100.0% 2,334件

出典:住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」借り換え診断アンケート(2026年2月26日〜4月30日、n=2,334)

変動継続が54.2%、固定への切り替え検討が45.8%。ほぼ半数が固定への乗り換えを意識している状態で、両者は拮抗しています。少し前まで「変動が圧倒的多数」という空気だったことを考えると、金利上昇を受けて防衛的に固定を視野に入れる人が増えているのが読み取れます。

つまり、あなたが「変動のままで大丈夫だろうか」と迷っているのは、特別なことではありません。同じように迷い、固定を検討している人が、実際に借り換えを考えている層のほぼ半数を占めています。

一方で固定ユーザーの66.3%は固定を継続したい|この差が意味すること

興味深いのは、すでに固定金利を選んでいる人たちの動きです。変動ユーザーが固定に揺れているのとは対照的な結果が出ています。

現在「固定金利」ユーザーの借換後の意向 構成比 件数
固定を希望(継続) 66.3% 434件
変動を検討(切替) 33.7% 221件
合計 100.0% 655件

出典:住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」借り換え診断アンケート(2026年2月26日〜4月30日、n=655/固定特約・全期間固定・フラット35の合算)

固定ユーザーの66.3%は固定の継続を希望し、変動への切り替えを検討するのは33.7%にとどまります。変動への移行にはかなり慎重です。

この非対称な動きには意味があります。変動ユーザーは「今後の上昇リスクを抑えたい」と固定へ揺れ、固定ユーザーは「変動の将来リスクを背負ってまで乗り換えたいとは思わない」と動かない。両者ともに、判断の根っこにあるのは「将来の金利上昇への警戒感」です。金利が上がる局面では、人はリスクを抑える方向(固定寄り)に重心を移しやすい、という心理が表れていると言えます。

ただし、これはあくまで「実際の検討者がどう感じているか」というデータであって、固定が変動より得だと示すものではありません。多数派が動く方向が、自分にとって最適とは限らない点には注意が必要です。

固定への切り替えで返済額はどう変わる?(メリット・デメリット)

固定を検討するうえで一番気になるのが、毎月の返済額がどうなるかでしょう。一般論として、固定金利は変動金利より当初の金利が高めに設定されることが多く、切り替えると返済額が上がるケースが多くなります。

その代わりに得られるのが「返済額が確定する安心感」です。メリットとデメリットを整理すると、次のように考えられます。

観点 固定に切り替えるメリット 固定に切り替えるデメリット
返済額 完済まで返済額が変わらず家計の見通しが立てやすい 当初は変動より返済額が上がりやすい
金利上昇リスク 今後さらに金利が上がっても影響を受けない 金利が想定ほど上がらなければ割高になる可能性
精神的負担 金利ニュースに一喜一憂しなくて済む 変動の低金利メリットを取りこぼす可能性

固定が向きやすいのは、教育費のピークと返済が重なるなど家計に余裕の幅が小さい人、共働きから片働きになる可能性がある人、金利の変動を気にし続けるストレスを避けたい人などです。逆に、返済余力が十分あり、金利が上がっても繰上返済などで対応できる人は、変動を続ける選択も合理的です。

「返済額が下がるなら固定」という条件付き層の注意点

ここで一つ、データを読むうえで重要な注意点があります。先ほどの「固定を検討(45.8%)」の中には、「返済額が下がるなら固定にしたい」という条件付きの回答が含まれているとされています(出典:住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」)。

つまり、本心では「上昇リスクは避けたいが、返済額が上がるなら踏み切れない」という人が一定数いるということです。実際に診断・試算してみて返済額が上がるとわかれば、最終的には変動を選ぶ可能性も含まれています。

意向アンケートの「固定検討45.8%」を「半数近くが実際に固定へ乗り換えている」と読むのは早とちりです。あくまで意向ベースの数字であり、実行段階では変動を選ぶ人も出てきます。自分がどちらに転ぶかは、結局「自分の場合、固定にすると返済額がいくらになるのか」を確認しないとわかりません。

あなたが固定に切り替えるべきか・変動を続けるべきかの判断軸

多数派の動きはあくまで参考です。最後に判断するのは自分の家計です。以下の項目で、自分がどちら寄りかを確認してみてください。

固定への切り替えを前向きに検討したい人の傾向

  • 金利が上がると家計が苦しくなる、返済額の上限を確定させたい
  • 今後、収入が減る可能性がある(片働きへの移行、定年が近いなど)
  • 教育費など大きな支出のピークと返済が重なる時期がある
  • 金利ニュースを見るたびに不安になり、精神的負担が大きい
  • 固定にしても返済額の上昇が許容範囲に収まる

変動を続ける選択も合理的な人の傾向

  • 返済余力に十分な余裕があり、金利が上がっても対応できる
  • 残期間が短く、上昇リスクの影響を受ける期間が限られている
  • 繰上返済を計画的に進めていて、残債を早く減らせる見込みがある
  • 当初の返済額を低く抑え、その差額を貯蓄や運用に回したい

どちらにも当てはまる、あるいはどちらとも言い切れない場合は、まさに「条件付きで固定を検討」している層に近い状態です。その場合は、固定・変動それぞれの返済額を試算して比較するのが一番の近道になります。

迷ったらまず無料診断で「自分の場合」を確認

変動と固定で迷う最大の理由は、「自分の場合、固定にすると返済額が実際にいくらになるのか」が見えないことです。これは家計簿を眺めていてもわからず、複数の金融機関の条件を比べて初めて把握できます。

自分だけで判断しにくいのは、固定に切り替えたときの月々の返済額と総返済額、今の変動を続けた場合との差、そして自分の条件で固定・変動それぞれどの銀行が有利か、といった点です。これらをまとめて確認できると、「上昇リスクを抑える安心」と「返済額の増加」を天秤にかけやすくなります。

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モゲチェックの借り換え診断なら、今のローン情報を入力するだけで、変動・固定それぞれの場合の返済額の目安や、条件に合う銀行・金利を比較できます。「固定にすると返済額が上がるのか、許容範囲に収まるのか」を数字で確かめてから判断できます。

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よくある質問(FAQ)

変動から固定に借り換えると、必ず返済額は上がりますか?
必ずではありませんが、固定金利は変動より当初金利が高めに設定されることが多いため、返済額が上がるケースが一般的です。ただし、今の変動金利がすでに高めで、借り換え先の固定金利との差が小さい場合などは、上昇幅が小さく収まることもあります。実際の差は金融機関・残債・残期間によって変わるため、試算して確認するのが確実です。
固定に借り換えて後悔するのはどんなケースですか?
想定したほど金利が上がらず、結果的に変動を続けたほうが総返済額が少なかったというケースが代表的です。固定は「上がっても影響を受けない安心」を買う選択なので、その安心にいくらまで払えるかという視点で考えると後悔しにくくなります。逆に、金利上昇が続けば固定にしておいてよかったとなる場合もあり、将来の金利は誰にも確実には予測できません。
固定にもいくつか種類があると聞きました。違いは何ですか?
大きく分けて、一定期間だけ金利を固定する「固定期間選択型(固定特約)」と、完済まで金利が変わらない「全期間固定型(フラット35など)」があります。固定期間選択型は期間終了後に金利が見直され、その時点の水準に左右される点に注意が必要です。完済まで返済額を確定させたいなら全期間固定が向きますが、金利は高めになる傾向があります。
借り換えの審査や諸費用はどのくらいかかりますか?
借り換えには新規借入と同様の審査があり、年収・勤続年数・信用情報・健康状態・物件条件などで結果が変わります。金融機関ごとに基準が異なります。諸費用は事務手数料・登記費用などで合計数十万円規模になることが多く、固定・変動どちらに切り替える場合も、この費用を踏まえてメリットを判断する必要があります。

まとめ

変動から固定への借り換えに、万人共通の正解はありません。ただ、2026年4月時点のデータを見ると、借り換えを検討する変動ユーザーの45.8%が固定への切り替えを意識し(n=2,334)、変動継続54.2%とほぼ拮抗しています。一方で固定ユーザーの66.3%は固定を継続したいと考えており(n=655)、両者の動きからは「金利上昇への警戒感」が共通して読み取れます。

注意したいのは、固定検討45.8%の中には「返済額が下がるなら固定にしたい」という条件付き層が含まれている点です。意向と実行は別物で、最終的にどちらを選ぶかは「自分の場合、固定にすると返済額がいくらになるか」を確認しないと決められません。

固定が向くのは、返済額を確定させたい人・将来の収入減が見込まれる人・金利変動のストレスを避けたい人。変動を続ける合理性があるのは、返済余力に余裕があり上昇に対応できる人です。迷ったら、固定・変動の返済額を試算して比較するところから始めてみてください。

まずは自分の場合の「固定にした返済額」と「変動を続けた場合」を数字で比べてみてください。無料・最短5分で、条件に合う銀行とあわせて確認できます。

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運営者:マイホーム購入・住宅ローン審査ナビ(house-kurashi.com)編集部

対応分野:住宅ローン審査・借り換え・住宅購入・不動産売却・住み替え・家計見直し・住宅設備

本記事は、住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」が公表する自社集計データ(2026年4月時点)などの公式情報を参照し、編集部で内容を確認のうえ作成しています。金利・制度・統計は更新時点の情報に基づいており、最新の数値は出典元で確認することをおすすめします。

免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金利タイプや金融商品の利用を推奨・保証するものではありません。変動・固定のどちらが有利かは、将来の金利動向や個々の家計状況によって異なり、結果を保証するものではありません。住宅ローンの審査結果は、金融機関・申込者の属性・信用情報・物件条件などによって異なります。金利・税制・制度・各社の取扱いは変更される可能性があります。借り換えや金利タイプの選択にあたっては、金融機関・ファイナンシャルプランナーなど専門家にご確認ください。

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