太陽光発電10年目の落とし穴|売電価格終了後に月3万円損しない蓄電池活用術

2025年問題で売電収入が激減!太陽光発電設置10年目の世帯が直面する現実

2009年から始まった太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)。2019年から順次、10年間の買取期間が終了する「卒FIT」世帯が急増しています。売電価格が48円/kWhから7円/kWhに激減し、月2万円以上の収入減に直面している世帯も。しかし、適切な蓄電池導入により、この損失を防ぎ、さらに電気代を削減する方法があります。

卒FIT後の売電価格暴落|あなたの太陽光発電の収入はどうなる?

固定価格買取制度(FIT)終了後の売電価格の現実

太陽光発電を設置してから10年が経過すると、固定価格での買取が終了します。これが「卒FIT」です。

売電価格の推移(住宅用太陽光発電)

【FIT期間中(10年間)】 ・2009年度設置:48円/kWh ・2012年度設置:42円/kWh ・2015年度設置:33円/kWh ・2019年度設置:24円/kWh

【卒FIT後の売電価格】 ・東京電力:8.5円/kWh ・関西電力:8.0円/kWh ・中部電力:7.0円/kWh ・九州電力:7.0円/kWh

売電価格は最大で約85%も下落

卒FIT世帯の収入減少シミュレーション

4kWの太陽光発電システムを設置している標準的な世帯の場合:

  1. FIT期間中の売電収入 月間売電量300kWh × 42円 = 月12,600円 年間収入:151,200円
  2. 卒FIT後の売電収入 月間売電量300kWh × 7円 = 月2,100円 年間収入:25,200円
  3. 年間の収入減少額 151,200円 - 25,200円 = 年間126,000円の減少

この収入減少に加えて、2025年の電気料金値上げにより、買電費用も増加しています。

なぜ今、蓄電池が必要なのか?3つの決定的理由

理由1:電気料金の継続的な値上がり

電気料金の推移(東京電力管内・従量電灯B)

・2020年:26.48円/kWh ・2022年:29.80円/kWh ・2023年:36.40円/kWh ・2024年:39.94円/kWh ・2025年:42.50円/kWh(予測)

5年間で約60%の値上がり

主な要因: ・燃料費の高騰 ・再エネ賦課金の増加(3.49円/kWh) ・託送料金の値上げ

売電価格7円に対して、買電価格は42円。つまり、売るより自家消費した方が6倍もお得という状況です。

理由2:出力制御による売電機会の損失

九州電力管内では2018年から、四国・中国・東北電力管内でも順次、太陽光発電の出力制御が実施されています。

  • 2024年の九州電力管内:年間70日以上の出力制御実施
  • 出力制御時は売電できず、発電した電気が無駄に
  • 今後、全国的に出力制御が拡大する見込み
  • 蓄電池があれば、出力制御時も電気を有効活用可能

理由3:災害時の電力確保

近年の大規模停電事例

・2024年能登半島地震:最大4万戸が1週間以上停電 ・2023年台風13号:関東で3日間の停電 ・2022年福島県沖地震:200万戸が停電

蓄電池があれば: ✓ 停電時も冷蔵庫・照明・スマホ充電が可能 ✓ エアコンも使用可能(容量による) ✓ 在宅医療機器の電源確保

蓄電池導入で月3万円の電気代削減!実例シミュレーション

4人家族(太陽光4kW設置済み)の導入効果

【導入前】月間電気代:25,000円

・昼間の売電:300kWh × 7円 = 2,100円 ・夜間の買電:500kWh × 42円 = 21,000円 ・基本料金等:4,000円 ・実質負担:25,000円 - 2,100円 = 22,900円

【蓄電池導入後】月間電気代:8,000円

・自家消費率:70%に向上(導入前30%) ・夜間の買電:200kWh × 42円 = 8,400円 ・基本料金等:4,000円(深夜電力プランで削減) ・実質負担:12,400円

月間10,500円、年間126,000円の削減!

投資回収シミュレーション

7kWhの蓄電池(工事費込み150万円)を導入した場合:

  1. 年間削減額 電気代削減:126,000円 売電ロス回避:24,000円 合計:150,000円/年
  2. 補助金活用 国の補助金:最大60万円 自治体補助金:10〜30万円 実質負担:60〜80万円
  3. 投資回収期間 80万円 ÷ 15万円/年 = 約5.3年で回収 蓄電池寿命15年なので、残り10年は純利益

2025年に使える蓄電池補助金|最大90万円の活用術

国の補助金制度

DER補助金(分散型エネルギーリソース)

・補助額:蓄電池容量1kWhあたり3.7万円 ・上限:工事費の1/3または60万円 ・条件:HEMS(エネルギー管理システム)の導入 ・申請期間:2025年4月〜(予算なくなり次第終了)

こどもエコすまい支援事業

・補助額:一律64,000円 ・条件:子育て世帯または若者夫婦世帯 ・併用:DER補助金との併用可能

自治体独自の補助金例(2025年度)

  • 東京都:最大120万円(蓄電池15万円/kWh)※太陽光とセット
  • 神奈川県:最大30万円(県20万円+市町村10万円)
  • 愛知県:最大40万円(県20万円+名古屋市20万円)
  • 大阪府:最大30万円(府15万円+市町村15万円)
  • 福岡県:最大35万円(県20万円+福岡市15万円)

重要:補助金は予算がなくなり次第終了するため、早めの申請が必須です。

失敗しない蓄電池選び|容量・メーカー・価格の見極め方

最適な蓄電池容量の選び方

世帯人数別の推奨容量

・2人世帯:4〜5kWh ・3人世帯:5〜7kWh ・4人世帯:7〜10kWh ・5人以上:10〜16kWh

容量選定の計算式 1日の消費電力量 × 0.5 = 必要容量の目安

例:1日20kWh使用 → 10kWhの蓄電池が適正

主要メーカーの特徴と実勢価格

  1. パナソニック 容量:3.5〜11.2kWh 特徴:創蓄連携システムで効率的 実勢価格:120〜250万円
  2. シャープ 容量:4.2〜13.0kWh 特徴:クラウド連携で最適制御 実勢価格:100〜230万円
  3. 京セラ 容量:5.0〜15.0kWh 特徴:長寿命・15年保証 実勢価格:130〜280万円
  4. ニチコン 容量:4.1〜16.6kWh 特徴:V2H対応で電気自動車連携 実勢価格:90〜220万円

悪質業者を見抜く5つのチェックポイント

⚠️ 注意すべき業者の特徴

  1. 訪問販売で「今日契約すれば特別価格」と急かす
  2. 相場より極端に安い、または高い見積もり
  3. メーカー保証について明確に説明しない
  4. 施工実績を見せられない
  5. 補助金を過大に見積もる

必ず複数社から見積もりを取ることが重要

蓄電池導入の最適タイミングは今!3つの理由

1. 補助金予算が過去最大規模

2025年度は脱炭素社会実現に向けて、国・自治体ともに過去最大規模の予算を確保。ただし、申請は先着順のため、早期の行動が必要です。

2. 電気料金のさらなる値上げ前

2025年10月に予定されている託送料金改定により、さらなる電気料金値上げが見込まれています。値上げ前の導入で、削減効果を最大化できます。

3. 蓄電池価格の下げ止まり

リチウム価格の高騰により、蓄電池価格は下げ止まり傾向。今後の大幅な価格下落は期待できません。

まとめ:賢い蓄電池導入で電気代を大幅削減

蓄電池導入で実現できること

✓ 卒FIT後の売電収入減少をカバー ✓ 月1万円以上の電気代削減 ✓ 災害時の安心確保 ✓ 補助金活用で初期費用を大幅削減 ✓ 5〜7年での投資回収

重要なのは、信頼できる業者選びと適正価格での導入

次のステップ:最適な蓄電池を見つける方法

蓄電池は販売店によって価格差が大きく、同じ製品でも50万円以上の差が出ることも珍しくありません。また、施工品質も業者によって大きく異なります。

  • 複数社の見積もり比較で適正価格を把握
  • 施工実績と保証内容の確認
  • 補助金申請のサポート体制
  • アフターメンテナンスの充実度

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優良業者の選定には、専門知識と時間が必要です。そこで活用したいのが、蓄電池の一括見積もりサービスです。

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